Grace imaging

News

2024.01.18 | 研究

Scientific Reports 論文掲載

 弊社の汗乳酸センサを用いた、慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センターの勝俣良紀専任講師、同整形外科学教室の大川原洋樹研究員らによる研究論文(共著:弊社代表中島)が国際学術雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。

 低酸素トレーニングはアスリートの持久力の向上に寄与されることが期待されており、近年は地上に作り出した低酸素環境下でのトレーニングがトレンドとなりつつあります。低酸素トレーニングにおける負荷設定や効果判定には低酸素環境下で持久力の指標となる嫌気性代謝閾値(Anaerobic Threshold: AT)を計測することが有用と考えられています。新たなATの指標として常酸素環境下で妥当性が認められた汗乳酸性閾値(Sweat Lactate Threshold: sLT)の計測手法を低酸素環境へ応用し、その評価手法の有用性を検証した結果、低酸素においてもsLTがATの指標として高い信頼性・妥当性を有していることを明らかにしました。

 低酸素環境下での運動にsLT評価を組み合わせることで、個別性に応じた適切な低酸素トレーニング環境を提供し、疾病予防や治療、スポーツパフォーマンスの向上など、多様なニーズに応える新たな運動戦略の立案に寄与していくことが期待されます。

 

詳細は下記リンクをご覧ください。